1:性犯罪
(1)旧・準強制わいせつ 心理的抗拒不能型
被告訴人は,告訴人に対し,●●のために必要なことだなどと誤信させてわいせつな行為をしようと企て,令和●年●月●日午後●時頃,●所在の●において「●」などと申し向け,告訴人をして被告人と性交することは●●のための必要な過程であるものと誤信させて抗拒不能に陥れ,そのころ同所において同女の●を弄ぶなどして,もって同人の抗拒不能に乗じてわいせつな行為をしたものである。
(2)旧・準強制性交等 心理的抗拒不能型
被告訴人は,告訴人に対し,●●のために必要であるなどと誤信させて性交しようと企て,令和●年●月●日午後●時頃,●所在の●において「●」などと申し向け,告訴人をして被告人と性交することは●●のために必要であると誤信させて抗拒不能に陥れ,そのころ同所において同女と性交したものである。
2:詐欺
(1)架空現場の工事代金の詐取
被告訴人は,●を業とする被告訴人の●として,各工事現場の進捗状況を管理し,同進捗状況に応じた●への●代金の支払いを担当していたものであるが,●に支払う●代金名目で金員を詐取しようと企て,真実は,告訴人が工事を受注しておらず,●に支払うべき●代金がないのに,別紙犯罪事実一覧表番号●記載のとおり,告訴人が受注した工事が●によって進捗している旨を記入した内容虚偽の●を告訴人代表者に提出して,同人をして告訴人の工事現場が●の工事によって進捗しており●に対して進捗に応じた工事代金を支払う必要があるものと誤信させ,同表番号●記載のとおり,●記載の金員を現金で交付を受け,もって,人を欺いて財物を交付させたものである。
(2)実態がない取引資金の詐取
被告訴人は,●の仕入代金名下に金員を詐取しようと企て,●年●月●日,●所在の告訴人本社事務所において,告訴人代表者に対し,告訴人の取引先である●株式会社に納品する●を仕入れる意思もないのに,それがあるように装い,「●の仕入代金として使うので必要だ。」などと嘘を言い,同人をしてその旨誤信させ,よって,同日,被告訴人が管理する●名義の銀行口座(●)に現金●万円を振込送金させてその交付を受け,もって,人を欺いて財物を交付させたものである。
(3)実態がない投資事業資金の詐取
被告訴人は,●株式会社の実質的な経営者であったところ,●商品の製造代金名目に金銭を詐取しようと企て,●年●月●日,●所在の告訴人本社事務所において,告訴人の代表取締役●に対し,真実は,●株式会社が●株式会社から●商品を継続的に購入する契約を締結している事実がないのに,それらがあるように装い「●商品の製造代金を出資して欲しい」「●商品の売上げの●%の利益配当ができる」「●までに●万円投資していただければ御社には●万円をお戻しできます」などと申し向けるとともに虚偽の●を提示して,同人をしてその旨誤信させ,よって,告訴人●合計●万円を振込送金させ,もって人を欺いて財物を交付させたものである。
(4)架空事業への出資金名目の詐取
被告訴人は,出資金名目で告訴人から金銭を詐取しようと企て,●年●月●日,●所在の●の事務所内において,告訴人の代表者●に対し,真実は,●する意思や計画がないのに,「●」などと嘘を言い,同人をしてその旨誤信させ,●年●月●日,被告訴人名義の●銀行の普通預金口座に●万円を振込送金させて,もって人を欺いて財物を交付させたものである。
3:業務上横領
(1)経理担当者の場合
被告訴人は,●年●月●日から●所在の告訴人の本社事務所に経理担当従業員として勤務し,告訴人から●の保管等の業務に従事していたものであるが,別紙犯罪事実一覧表保管年月日記載の●年●月●日から同年●月●日までの間,前後●回にわたり,告訴人から同表●欄記載の使途に充てるため,同表●記載の現金(金額合計●万円)を預り,これを告訴人のために業務上預かり保管中,いずれもそのころ,前記告訴人事務所において,同金額を,ほしいままに,自己の用途に充てる目的で着服して横領したものである。
(2)顧客からの集金を悪用したもの
被告訴人は,●所在の告訴人の本社事務所に●担当の従業員として勤務し,告訴人が●を完了した顧客からの●代金の集金等の業務に従事していたものであるが,別紙犯罪事実一覧表記載のとおり,告訴人が●を完了した顧客から工事代金を集金し,これを告訴人のために預かり保管中,同日,同所において,ほしいままに,自己の用途に費消する目的で,着服して横領したものである。
4:名誉毀損
(1)ネット上の投稿
被告訴人は,告訴人に対する私怨を晴らそうと企て,●年●月●日●分ころ,●号●方において,同所に設置されたパーソナルコンピューターを操作して,インターネット掲示板「●」の「●」と題するスレッド内に「●」と告訴人が●しているなどの内容を書き込んでそれぞれ掲載し続け,これらを告訴人を含む不特定多数の者に閲覧させ,もって,告訴人の自由,名誉に対し害を加える旨を告訴人に告知するとともに,公然と事実を適示して告訴人の名誉を毀損したものである。
(2)名誉毀損文書の近隣配布
被告訴人は,告訴人に対する悪意の感情を充足させる目的で,●年●月●日「●」と自ら記載した文書を別紙⑴ないし⑻記載の告訴人近隣住戸に投函して頒布し,もって,公然と内容虚偽の事実を適示し,告訴人の名誉を毀損したものである。
(3)名誉毀損メール一斉送信
被告訴人は,●に憤慨し,告訴人の名誉を毀損しようと企て,●年●月●日「●」と題し,「●」旨の電子メールを別表記載の送信先に一斉送信し,もって,公然と内容虚偽の事実を適示し,被告訴人の名誉を毀損したものである。
5:強要
被告訴人は,●などと因縁をつけ,告訴人から被告訴人へ謝罪させることを強要しようと企て,●年●月●日午前●時●分,告訴人に対し,「●」などの文言を内容とする電子メールを被告訴人が使用するパーソナルコンピュータに送信して謝罪を要求し,同人をしてその要求に応じなければ同人の名誉にいかなる危害を加えかねない気勢を示して同人を怖がらせ,よって,告訴人をして●年●月●日に,●所在の●において被告訴人に謝罪させ,もって人に義務のないことを行わせようとしたものである。
6:業務妨害
被告訴人は,●したことに憤慨し,告訴人の業務を妨害しようと企て,告訴人の顧客に対し,●を内容とする●を別紙ファクシミリ送信状況等一覧表記載のとおりファクシミリで送信し,告訴人の●をして,前記送信先で不安を覚えた顧客への謝罪等をさせて,被告訴人による前記送信がなければ遂行できたはずの本来的な営業業務を行うことを困難ならしめ,もって,偽計を用いて告訴人の業務を妨害したものである。